おばあちゃん

今日も親戚の人が来ていた。すると、おばさんが私に涙目で「mimiちゃん!(握手)良かったさ。ばあちゃんがさ、mimiちゃんにとっても会いたがっていたからさ。会いたかった。」と言った。どうやらおばさんにおばあちゃんの一部が入ってきていた様子だった。「遊びに行く時、お仕事に行く時、ばあちゃんに行って来るからねって手を合わせてね。とってもいいことだからね。ばあちゃんはいつでも見守ってくれているからね。」と、手を全然合わせない私のことを見透かしたような言葉だった。おばあちゃんは手を合わせたら本当に会えるの?私は心の中で忘れないおばあちゃんの存在があればいいと考えていたが、そう言われると仏壇に手を合わせるということは本当に意味があるように思えた。夜、私はいつものように、手を合わせず心から話しかけていた。やっぱり、おばあちゃんはそこに座って微笑んでいるように思えるのだ。