2004-12-27 ■ ママが、ボクの手の届かない所に置いたあの黄色い箱には、 何かいいものが入っているような気がして、いつもいつも気になっていた。 今日、 何が入ってるの? とボクはママに聞いた。 すると、ママは 「さぁ、何が入っているのかしらね。あれはね、ママのものじゃないのよ。預かりものなの。だから触っちゃだめよ。」 と言った。 「だれのものなの?」 「さぁね、誰だったかしらね。 随分昔のことだから、忘れちゃって、思い出せないのよ。 でも、その人は必ず取りに来るって気がするのよ。」