別れ

それは
とても些細なことかもしれなかった。
けれど
君は何も言わなかった。
ただ
受け入れたんだ。
それが
僕を後悔させない
君からの答えだったんだろう。
自分の部屋に戻ってきた僕は
とても疲れていて
浅い眠りに何度か落ちたみたいだ。
それから
無理矢理体を起こして
時間に追われに家を出た。
体がボロボロ剥がれていくようで
僕は表面だけは何とか押さえながら

休む場所を失った僕が
崩れてしまうなど
そう遅くはない気がしていた。