愛し方

素直にいたら
わがままになってた
理想的にいようとしたら
嘘つきになってた
愛されるような愛し方を 探りながら
愛する形に飲み込まれてく
真実が知りたいと願い
現実を目の当たりして
臆病になった
嘘偽りのない愛し方を理想としながら
愛することに投げやりになった

子供のように
手を握る力があれば
素直に生きる強さがあれば
愛してとも言えた


そこから遠ざかったのは
一番失いたくないものだったから
一人になったのは
君と離れたくなかったから
矛盾を掻き混ぜる役は 臆病な僕
さめた珈琲
さめた珈琲
ひとつのマグカップの朝