2005-12-12 睡魔のいない夜に だれかがだれかを想って だれかがだれかを想わない だれかがだれかを産み だれかがだれかを消す まわる地球の周りまわる月 星がこぼれ落ち その頃ぼくは 眠れず 睡魔にさらわれたいと願う 孤独がぼくを取り巻く 愛に飢えて死んでしまった小鳥を触れられない そんなぼくを隠すような夜の雲 睡魔のいない夜は 心をなだめる希望の歌を聴くだけ 今はそれだけ おやすみ おやすみ きみの顔と きみの声を思い出し見えないものを信じる 今はそれだけ 消えてしまいそうな夢を抱きかかえ おやすみ