ひとり 夜は 永く
もう 考えたくないことばっかり 浮かんできて
また 眠れない
水平線に 浮かぶ赤が
消えてしまった後
触れていた 大きな手を失っていた
もう帰ってこない赤
君がいない朝と昼と夜
ボクはどこにいるかわからない
君を探してるこの手
明日は何に触れられるのだろう
そんなんじゃ だめだって
向日葵に叱られた
ためた涙を今日は流した
流した 流した
眠ってしまうまで
朝日をいっぱい浴びて からだに太陽の香りをつけて
からだの中に 差し込んだ
そっと 光が 差し込んだ