砂漠の空想

ここが砂漠なら 歩けないだろう。
歩き出したら 振り向いてはいけない場所。
ここが砂漠なら ボクの体は干からびて
涙は太陽に熔かされるだろう。
夜には 君が残した温もりも
奪ってくれるだろう。
やがて朝日が昇り
地平線を眺め
ボクはただ在るまま。


その時 ボクに
一体 何が
 残っているんだろう。